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ブログ一覧

古びないスヌーピー

昔、子供の頃にNHKで放送されたスヌーピーをよく見ました。セリフが長く、話はよくわからなかったのですが、スヌーピーのしぐさが愛らしくてファンになりました。六本木で開催中のスヌーピー展に子供を連れて行ったところ、子供も大好きとのこと。自分の子供なので自分と好みが似ているのは当たり前かもしれませんが、いつまでも古びないスヌーピーの魅力に感心しました。

スヌーピーが登場する「ピーナッツ」の新聞連載は1950年に始まり、1960年代初頭にはほぼ後の完成形へと至っています。連載当初の「ピーナッツ」は丁寧に描かれていて、背景もより具体的に当時のアメリカの街並みや文化を描写しています。そのためか、初期の作品は幾分古臭さを感じるのですが、段々と背景が省略されて人物(と犬)のみを抽象化して描くスタイルへと変化します。芝生と低木がある屋外の場面がほとんどで、子供たち以外の大人は登場せず声のみで表現されます。話題も「生き方」や自分自身の「存在」について問うような根源的で難しい内容が多くなります。

この「抽象化」と、時代を超越した「哲学的ストーリー」が50年以上も古びない理由なのでしょうか?いや、何よりスヌーピーの卓越したキャラクターデザインにつきるのかもしれません…

Snoopy01hp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年12月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

ブリコラージュ

娘のレゴ作品で「屋台芝刈り機」。屋台でありながら芝刈り機でもあるらしい…売れないときは芝刈りをするそうです。何と合理的(?)な発想でしょう!

大人だと思いもつかない子供のブリコラージュ(身近なものの寄せ集め)がいつも新鮮で刺激的!

bricolage

 

 

 

 

 

 

 

2013年12月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

神宮外苑の軸線状プロムナード

週末、銀杏祭りで賑わう神宮外苑へ行きました。絵画館の展示を拝見した際に、戦前の絵画館周辺の写真を見て、銀杏並木の存在理由が初めてわかりました。絵画館前の軟式球場は、戦前は銀杏並木から絵画館まで一直線に通じるプロムナードを含む西洋式庭園だったのです。

戦後、絵画館は進駐米軍に接収され、西洋式庭園は球技場に変わったそうです。背景には天皇の威信を弱める米軍の意図があったのかもしれません。絵画館と銀杏並木の今より魅力的な風景が無くなったのは非常に残念です。現在の外苑には軟式球場を含め3つの球場があります。昔は野球が圧倒的な人気で競技人口も多かったかもしれませんが、現在はスポーツも多様化しています。軟式球場を西洋式庭園に戻して、軸線状プロムナードを復活することはできないでしょうか?

東京オリンピックの準備で、隣の国立競技場建替えについて様々な議論があります。競技場建物の検討に加え、本来の神宮外苑の在り方が見直され、整備されることを期待しております。

2013年11月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

東京駅とシンデレラ城

丸の内東京駅周辺を歩くと、今でも東京駅舎を写真に収めている人が多く見られます。辰野金吾先生設計で1914年に完成した「中央停車場」を再現した外観は圧倒的な迫力です。19~20世紀のイギリス建築家ノーマン・ショウの影響を受けたと言われる赤と白の煉瓦の組合せは素朴さも感じられ日本人に受け入れられ易いのでしょう。同様の外観と平面の広がりをもつ建物は辺りに無く、そこにかつてそのように建っていたという歴史的事実が無ければ異様な存在とも言えます。

ライトアップされた東京駅を眺めていると、失礼ながらディズニーランドのシンデレラ城を思い出しました。シンデレラ城は15~16世紀のフランス古城をモデルにつくられたそうです。シンデレラ城の演出された歴史性と大きなスケールは、周辺の近代的なアトラクションとは対照的です。東京ディズニーランド30年の歴史の中で、10~20年で姿を消したアトラクションもありますが、シンデレラ城はディスニーランドの中心で「ランドマーク」として存在し続けることでしょう。

復元された東京駅では第二次大戦で焼失したドーム屋根が復活しました。南北の大きなドームの間には小さな尖塔状のドームも多数あります。一つの建物にドームが多いのも辰野建築の特徴でした。シンデレラ城には29本の塔があります。他のディズニープリンセスのお城よりも塔の数が多くシンボリックなのだそうです。やはり、両者は似ているか??

2013年11月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

カーデザイン VS 建築デザイン

今月下旬から東京とロサンジェルスでモーターショーがあります。車の流線形デザインを見ると建築の形は何と保守的なのだろうかとよく思います。車は風を切って走るので流線形であることは合理的です。地面に根を張って微動だにしない建築が流線形であると「未来的なデザイン」とか言われて、今は良く見えても近い将来陳腐化する可能性が高いのです。

建築は動かず街とつながっています。街の中に建築があり、建築が街を構成します。建築には「場所性」があり、街と呼応する形になることが多いのです。一方、車は移動して、いつどこにあるかわかりません。車の形は置かれている周囲とは無関係で、一般に自己完結した左右対称形です。

車の寿命は10年10万キロと一般に言われています。海外でも15年30万キロが限界だそうです。一方、日本の建築は平均寿命が40年、さらに欧米並みの100年まで伸ばそうとしています。建築に使用する材料や風雪に耐えるディテールは当然車のそれとは異なります。

また、車は大量生産品ですが、建築は一品生産です。複雑な形は当然コストアップとなり、大量生産によって吸収できるカーデザインの初期投資も、建築一棟ではまかないきれません。市場に流通している大量生産品である建築材料も、複雑な形態をつくるのには適していません。

建築には豊かな移動できるインテリアがあります。庇や軒下といった外と内の中間的な空間もあって、それが建築の曖昧な輪郭線として表現されます。車にもインテリアはありますが、外と内は完全に分かれて、外形は彫刻のようにはっきりと表現されています。

カーデザインと建築デザインは異質のものです。建築を車のようにはデザインするのは難しい。でも、そこが面白いのかもしれません。

2013年11月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : admin

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